リスクと安全保障

テーマ2「リスクと安全保障」

安全・安心に対する社会的・技術的リスクの問題と、外交・防衛を中心とする安全保障の問題は、これまで必ずしも同時に議論されてきませんでした。しかし、いずれも社会の安定と幸福のために不可避の課題です。国家レベルにおけるリスク評価や主観的測定であるリスク認知マップ等の手法を用いて、複眼的な視点から両者の統合を試みると同時に、リスク測定によって政策の優先度を位置づけることを目指します。

オリンピックという緊急事態東京大学 政策ビジョン研究センター 特任研究員 太田 響子

リスクと安全保障

オリンピックという緊急事態
東京大学 政策ビジョン研究センター 特任研究員 太田 響子

2012年ロンドンオリンピック 開会式 リハーサル Photo by Matt Lancashire - P7252708 (2012) 2020年の夏、日本は重要な緊急事態を迎える。東京オリンピック・パラリンピックの開催である。それは、普段でさえ過密かつ繊細...

台湾とロシアと日本/慶應義塾大学総合政策学部准教授 神保謙

リスクと安全保障

台湾とロシアと日本/慶應義塾大学総合政策学部准教授 神保謙

 対中関係や対米関係を考える上で、台湾とロシアに注目しておかなければならない。安全保障論の専門家であり台湾でも教壇に立つ慶應義塾大学総合政策学部准教授の神保謙氏に、両国の安全保障政策や対中戦略について聞いた。 台湾の戦略的価値:「厄介な存在」か「安全保障の支柱か」 ―― 台湾の現状につい...

日本の安全保障政策、3つの視点/慶應義塾大学総合政策学部准教授 神保謙

リスクと安全保障

日本の安全保障政策、3つの視点/慶應義塾大学総合政策学部准教授 神保謙

 4月27日に開催された日米安全保障協議委員会(2+2)で、日米防衛協力のガイドラインが18年ぶりに改定された。日本国内では今年夏に向けて、安全保障法制の整備が本格化する。安全保障論の専門家である慶應義塾大学総合政策学部准教授の神保謙氏に、これからの日本の安全保障政策について聞いた。 「...

シンポジウム・リポート 3/3 2014年10月29日 「これからの日本のリスクを俯瞰する」

リスクと安全保障

シンポジウム・リポート 3/3 
2014年10月29日 「これからの日本のリスクを俯瞰する」

日本が抱えている各種の複合リスクについて、暫定的ではあるがリスク・ランドスケープを作成することができた。東京大学政策ビジョンセンター「複合リスク・ガバナンスと公共政策研究ユニット」が、世界経済フォーラム(WEF)のグローバル・リスク報告書(GRR)の枠組みを元にまとめたものである。

シンポジウム・リポート 2/3 2014年10月29日 「これからの日本のリスクを俯瞰する」

リスクと安全保障

シンポジウム・リポート 2/3 
2014年10月29日 「これからの日本のリスクを俯瞰する」

自然災害、パンデミック(感染症の大流行)、テロ、地域紛争、少子化など、東日本大震災をきっかけとして見直されるようになった各種のリスクは、複合リスクとして日本の未来に立ちはだかっている。これらをどのように考えたらよいか。重要なのは、リスクという風景(ランドスケープ)を見渡すことである。リスクの全貌が見えなければ、議論は困難だ。

複雑化する国際情勢 問題解決への青写真を描く/東京大学法学政治学研究科教授 藤原帰一

リスクと安全保障

複雑化する国際情勢 問題解決への青写真を描く/東京大学法学政治学研究科教授 藤原帰一

今の国際関係で大きな課題は、集団的自衛権を認めるか認めないかという問題よりも、むしろ集団的安全保障のほうだと思っています。というのも、統治が破綻して、領土・人民を支配する力を失った国家が世界にいくつか存在し、それが急進的なテロ組織などの温床となることがあるからです...

ヨーロッパというリスク

リスクと安全保障

ヨーロッパというリスク

今年、ユーラシアグループが世界の10大リスクの筆頭に挙げたのがヨーロッパだった。物価が低下し、デフレーションに落ち込む中で、各国の指導者たちの方向性がまとまらないというのがその理由である。1月25日には、ギリシャで総選挙が行われ、緊縮経済に反対する急進左派が第1党となった。ユーロ圏の亀裂が深まるかもしれない...

シンポジウム・リポート 1/3 2014年10月29日 「これからの日本のリスクを俯瞰する」

リスクと安全保障

シンポジウム・リポート 1/3
2014年10月29日 「これからの日本のリスクを俯瞰する」

「東日本大震災が、複合的なリスクを考えるきっかけになった」
東京大学公共政策大学院・城山英明院長は、「これからの日本のリスクを俯瞰する」シンポジウムで開口一番、そう語った。なぜ、複合リスクなのか? 基調講演での城山氏の発言を借りよう。

集団的安全保障 国内消費用の議論の危うさ/東京大学法学政治学研究科教授 藤原帰一

リスクと安全保障

集団的安全保障 国内消費用の議論の危うさ/東京大学法学政治学研究科教授 藤原帰一

日本の議論の流れで言えば、国内消費用の議論で終始してきたということです。第二次世界大戦のような悲劇を繰り返さないようにするという呼びかけを背景に、日本の平和主義に二つの特徴が生まれました。一つは日本の平和主義が事実上の孤立主義として機能したことです...

インタビュー動画 2014年10月29日 シンポジウム「これからの日本のリスクを俯瞰する」 独立行政法人製品評価技術基盤機構理事長 安井至

リスクと安全保障

インタビュー動画 2014年10月29日 シンポジウム「これからの日本のリスクを俯瞰する」

独立行政法人製品評価技術基盤機構理事長 安井至

セーフティとセキュリティ 重なったところに見えるもの/東京大学公共政策大学院教授 城山英明

リスクと安全保障

セーフティとセキュリティ 
重なったところに見えるもの

2014年7月16日、政策シンクネット「リスクと安全保障」ワーキンググループ主催で「Risk and Security - Redefining the Concept and the Structure of Governance」(非公開セミナー)が開催された。セミナーにはリスクと安全保障に加えて金融、気象など、幅広い分野の研究者が集まり、それぞれの研究の発表と活発な意見交換が行われた。

2014年10月29日 シンポジウム開催「これからの日本のリスクを俯瞰する」

リスクと安全保障

2014年10月29日 シンポジウム開催「これからの日本のリスクを俯瞰する」

広域そしてグローバルかつ重層的に相互連結し、様々なシステムに支えられている社会・政治・経済活動は今、多様な脅威に晒されている。これら諸活動のリスクは相互依存的でシステミックな性質をもち、国家の成長や国民生活へ深刻な障害となるという認識からOECD各国では国家リスクの評価および国家のレジリエンス強化の議論が活発化している。

インタビュー「セイフティとセキュリティをリスク概念で可視化する」/東京大学公共政策大学院特任教授 岸本充生

リスクと安全保障

セイフティとセキュリティをリスク概念で可視化する

セキュリティ(安全保障)が主に扱うのは、犯罪やテロのような意図的なものや悪意のあるものです。セイフティ(安全)は非意図的あるいは非人為的なもので...

インタビュー「白黒の議論から脱却し 戦略的かつ柔軟なリスク対応が重要」/東京大学教授 谷口武俊

リスクと安全保障

白黒の議論から脱却し 戦略的かつ柔軟なリスク対応が重要

先の東日本大震災のように、今われわれの暮らす社会では、事故や災害などある大きなリスクが一つ顕在化すると、リスクの連鎖が起こり、国の成長や国民生活などさまざまな面に深刻な被害をもたらす可能性があります...

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